モア・ハンター文化(読み)モア・ハンターぶんか(その他表記)Moa hunter culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モア・ハンター文化」の意味・わかりやすい解説

モア・ハンター文化
モア・ハンターぶんか
Moa hunter culture

ニュージーランドの先史文化。最近はアーカイック文化と称されることが多い。この文化の貝塚からモアと呼ばれる鳥の骨が多く発見されたことから命名された。遺跡は南島東岸に最も多く分布する。狩猟漁労を生業とし,貝,魚,海獣などを捕獲している。遺物としては柄付き石斧,単式釣針,鯨歯製装身具などがある。最も著名な遺跡はワイラウバー遺跡で墳墓も発見されており,ここでは放射能年代測定で 11世紀という年代が得られている。

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