もだもだ(読み)モダモダ

デジタル大辞泉 「もだもだ」の意味・読み・例文・類語

もだ‐もだ

[副](スル)あれこれと思い悩むさま。
空腹を癒しかねて―していると」〈紅葉多情多恨

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精選版 日本国語大辞典 「もだもだ」の意味・読み・例文・類語

もだ‐もだ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 身もだえするさま、もだえなやむさま、心が乱れてのぼせあがるさまなどを表わす語。もだくだ。
    1. [初出の実例]「おれをけなりがって、わざと、てまいれらるると云て、いろいろ仕やうあるべし、心がもだもだすると云」(出典:天理本狂言・吹取(室町末‐近世初))
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 心のわだかまり。身もだえするような苦しい物事。
    1. [初出の実例]「相手のかれに打ち明ける胸のもだもだをきいていると」(出典:ドン・ファン論(1949)〈花田清輝〉)

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