モバイルファーマシー(読み)もばいるふぁーましー(その他表記)mobile pharmacy

知恵蔵mini 「モバイルファーマシー」の解説

モバイルファーマシー

災害時、医療救護所や避難所などに車両で赴き、調剤供給を行う移動薬局のこと。電力供給用の発電機や蓄電用の太陽光パネル、洗浄水タンクを搭載し、外部電気や水がなくても調剤作業ができる。2012年に宮城県薬剤師会が全国で初めて導入した。同会は11年の東日本大震災の直後に薬剤師と医薬品を全国から集めることはできたが、調剤設備がなかったために集まった人員や医薬品を十分に活用できなかった経験を踏まえてモバイルファーマシーの開発を進めていた。18年までに全国で10台以上が導入され、東京都内では19年10月に八王子市が初めて導入を決めた。

(2019-10-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む