もむ楡(読み)モムニレ

デジタル大辞泉 「もむ楡」の意味・読み・例文・類語

もむ‐にれ【もむ×楡】

「もむ」は「もも」で、多くニレの木の意か。また、一説に、ニレの一種ともいう。
「この片山の―を五百枝いほえぎ垂れ天照るや日のに干し」〈・三八八六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「もむ楡」の意味・読み・例文・類語

もむ‐にれ【もむ楡】

  1. 〘 名詞 〙 語義未詳。楡(にれ)の一種か。一説に「もむ」は「百(もも)」の意で多くの楡の木とも。
    1. [初出の実例]「あしひきの この片山の 毛武爾礼(モムニレ)五百枝(いほえ)剥ぎ垂れ 天光るや 日の気に干し」(出典万葉集(8C後)一六・三八八六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む