モリソル(その他表記)mollisol

岩石学辞典 「モリソル」の解説

モリソル

土壌の表面層が冬に凍結して夏に融けることに使用された語.アメリカ農業局(U. S. Deprt. Agriculture)の土壌の公式分類体系に用いられている.この場合にモリソルはチェルノゼム(chernozem),栗色土(chestnut soil),プレーリー土(prairie soil),レンジナ(rendzina)とほとんど同じであって,A層位の土壌では有機物質に富み,深い層位まで塩基の飽和度が高く50%以上である[Bryan : 1946, Ollier : 1969].モリソルはカルシウムの存在下に土壌中で比較的多量の有機物の分解および集積が行われ,その結果石灰に富んだ腐植ができた表土をもっている.このような土壌の多くは塩基の溶脱が遅いか不可能で,植生が比較的豊な亜湿潤ないし半乾燥地域に分布している[木村ほか : 1973].モリソルは軟土壌と訳されることがある.ラテン語のmollereは軟らかくする,solumは土壌の意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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