共同通信ニュース用語解説 「もんじゅ問題」の解説
もんじゅ問題
発電しながら、燃料として消費する以上のプルトニウムを生み出すことから高速増殖炉と呼ばれるもんじゅは1994年に初めて臨界を達成。だが95年のナトリウム漏えい事故や2012年の大量の機器点検漏れなどトラブルが続き、運転実績はほとんどない。原子力規制委員会が13年5月、事実上の運転禁止を命令。保守管理上のトラブルが相次いだことを問題視した規制委は昨年11月、運営組織を現在の日本原子力研究開発機構から変更するよう所管の文部科学相に求めた。文科省は新たな運営主体で存続させたい意向だが、経済産業省は廃炉を主張、内閣官房が調整している。
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