モンタギュー‐チェムスファド改革(その他表記)Montagu-Chelmsford Reforms

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

モンタギュー‐チェムスファド改革(モンタギュー‐チェムスファドかいかく)
Montagu-Chelmsford Reforms

モンファド改革ともいう。インド担当国務大臣モンタギューが推進した1919年のインド統治法による改革のこと。チェムスファドは当時のインド総督の名。第一次世界大戦の終結ガンディー登場という新しい事態に対応し,民族運動を懐柔することを目的とした。公式にはインドに「代表」政府を実現することを目標として掲げ,インド統治法としてまとめられた。この統治法では,立法府に二院制が導入され,制限選挙で選出される議員が6~7割を占めることになったが,ムスリムなどを選出する選挙区を別個に設ける分離選挙制度は維持された。行政については,総督の行政参事会(内閣に相当)が拡充され,半数がインド人から選ばれることになった。しかし行政参事会は立法府に対しては責任を負わなかった。また統治に関わる事項が,中央の管轄事項と州の管轄事項に体系的に区分され,地方分権化が進んだ。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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