やの字(読み)ヤノジ

精選版 日本国語大辞典 「やの字」の意味・読み・例文・類語

や‐の‐じ【やの字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 「や」という字。多く、「や」で始まる語のことをさす。
  3. 路考結(ろこうむすび)異称。結んだ形が「や」の字になるところからの名。結びをたてにしたものを「たてやのじ」という。
    1. [初出の実例]「ながながと・みぞにやの字がおちてある」(出典:雑俳・大福寿覚帳(1711‐16頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「やの字」の意味・わかりやすい解説

やの字【やのじ】

やの字結びとも。女帯の結び方の一種結び目が斜めでやの字の形をしている。寛政のころから行われたといい,結び目が縦のものを〈立矢(たてや)〉という。若い女性が振袖(ふりそで)に結ぶ。
→関連項目

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む