ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤルタ・ポツダム体制」の意味・わかりやすい解説 ヤルタ・ポツダム体制ヤルタポツダムたいせい YP体制ともいう。第2次世界大戦の終結に伴って連合国側が定めたヤルタ協定とポツダム宣言によってつくられた戦後日本の体制。ヤルタ協定ではソ連の日本参戦と引換えに南樺太と千島列島の引渡しの密約がなされ,現在でも解決されていない北方領土問題の根源ともいわれる。また,ポツダム宣言では日本の軍事力に壊滅的な打撃を与え日本を非軍事的な民主国家にするという内容のものであった。そのため,戦後日本の進路は,この体制に支配されていたとして,YP体制打倒を掲げる一部民族主義者もいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by