普及版 字通 の解説
9画
[字訓] はた・ふきながし・あそぶ
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 会意
(えん)+子。は旗竿と吹き流し。古くは外に旅するとき、その氏族旗を掲げて行動したもので、は游・(遊)の初文。旗には氏族霊が宿ると考えられた。〔説文〕部七上にの字がなく、「游は旌旗の(りう)(吹き流し)なり」とあり、をその古文とする。その氏族霊を奉じて出行することをといい、游は水神が川渡りすることをいう。卜文・金文に、出行の字にを用いる。〔周礼、春官、巾車〕「大常(天子の旗)に十二をてて、以て祀る」とあり、とは吹き流しをいう。
[訓義]
1. はた、はたあし、吹き流し。
2. ・游の初文。あそぶ。
[古辞書の訓]
〔立〕 ハタ
[語系]
・・游jiuはもと一字。(道)・(導)duと声義の関係がある語と考えられ、とは首をもって道路を修祓し、聖化しながら進むことをいう。旗をもって、遊行するところを清め進むのと同じ意味である。
[熟語]
車▶・▶・▶
[下接語]
華・画・九・建・高・三・神・翠・旌・飛・茅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報