ユニットケア(読み)ゆにっとけあ(その他表記)unit care

知恵蔵 「ユニットケア」の解説

ユニットケア

特別養護老人ホームや老人保健施設療養病床などで、高齢者を10人程度のグループに分けて、それを生活単位(ユニット)として介護を行うこと。施設介護はこれまで、30〜50人程度の大人数を、20人程度の介護スタッフが集団的に流れ作業のようにみてきた。それを小さなユニットにして固定スタッフが対応することで、個別の高齢者に応じた介護ができるようにする。こうしたケアのやり方は、認知症高齢者グループホームなどの実践から生まれた。

(梶本章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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