ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユン・ボソン」の意味・わかりやすい解説
ユン・ボソン(尹潽善)
ユン・ボソン
Yun Po-sun
[没]1990.7.18. ソウル
大韓民国 (韓国) の政治家。 1920年大韓臨時政府の議政院議員。 1930年エディンバラ大学卒業。帰国後,アメリカ軍政庁農商局顧問。 1948年初代ソウル市長,1954年民主国民党からの民議院議員,1957年同党中央委員会議長,1959年同党最高委員。四・一九学生革命後,1960年8月第4代大統領に就任。五・一六軍事革命後辞意を表明したが,翻意し留任,1962年3月辞任。 1963年大統領選挙に立候補したがパク・チョンヒ (朴正煕)と争い僅差で敗北。 1965年民衆党創立,1966年新韓党創立。 1967年5月大統領選挙に再度立候補 (新民党) したが敗北,1970年新民党脱党,1971年国民党創立。 1972年の十月維新以後反政府運動を指導,1976年3月民主救国宣言で逮捕。 1977年民主救国憲章,1978年民主主義国民連合,1979年民主主義民族統一国民会議などに参加。チョン・ドファン (全斗煥)政権時には大統領諮問委員として協力した。
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