化学辞典 第2版 「ヨウ化アリル」の解説
ヨウ化アリル
ヨウカアリル
allyl iodide
C3H5I(167.98).CH2=CHCH2I.アリルアルコールまたはグリセリンにヨウ化水素酸を作用させると得られる.黄色の液体.融点-99.3 ℃,沸点102 ℃.1.848.水に不溶,エタノール,エーテル,クロロホルムに易溶.空気中で光にさらすとヨウ素を放出して褐色になる.アリル化試薬として用いられ,ナトリウムにより1,5-ヘキサジェンを生成する.[CAS 556-56-9]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報