普及版 字通 「ヨク・イ・はとむぎ」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] はとむぎ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(意)(い)。(よくい)(はとむぎ)をいう。〔説文〕一下に「(よくい)なり」とあり、(い)字条十四下に賈侍中(逵)説として、「は(よくい)の實なり。象形」という。は以の初形で、耜(すき)の象形字。鯀(こん)が有辛氏の女を娶り、その女がをんで子をえたという話が〔呉越春秋、越王無余外伝〕にみえ、夏の(じ)姓の起源説話であるらしい。〔抱朴子、仙薬〕に、を仙薬とすることがみえている。
[訓義]
1. はとむぎ。
2. 蓮の実のめ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 名に云ふ、一名珠。豆之太万(つしだま)〔名義抄〕 ツシダマ/子 ツシダマ
[熟語]
▶・米▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報