よしず

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

よしず
よしず / 葭簀・葦簀

スゴロ、ヨシなどとよばれる植物の茎を編んでつくった(す)。かやず、たけずより上等品とする所が多い。細めながらじょうぶで軽いので、巻いて持ち運ぶのに好便とされてきた。「よしず囲い」の語があるように、家屋の周りに立てかけ、日常生活における目隠し、日除(ひよ)け・風除け用としただけでなく、出入りする人の多いハレの日には、玄関先に立てかけて、ほこり除け・雨除け用とした。雪国では吹雪(ふぶき)除けともなっている。[天野 武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のよしずの言及

【すだれ(簾)】より

…ヨシで作ったすだれには2種類あり,葦(あし)すだれとよぶものは大喪中に使う御簾のことで,鈍色(にびいろ)(濃いねずみ色)の縁がつく。もう一種は〈よしず〉で,アシはヨシの異称である。よしずは太く長いヨシ(口径約1.5cm,長さ3~4m)をすだれ状に編んだもので商店などの店先に立てかけて日よけ,囲いなどに使い,養蚕,農・漁業用にも利用される。…

※「よしず」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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