よのう(読み)ヨノウ

デジタル大辞泉 「よのう」の意味・読み・例文・類語

よ‐のう〔‐なう〕

[連語]終助詞「よ」+終助詞「のう」》感動詠嘆の気持ちを込めて、念を押す意を表す。…(だ)ねえ。
「ましてはわとても尋ねぬ―」〈謡・隅田川

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「よのう」の意味・読み・例文・類語

よ‐のう ‥なう

(間投助詞「よ」と「のう」が重なったもの) 深い感動をこめて聞き手に働きかける。
謡曲・隅田川(1432頃)「親類とても尋ね来ず、まして母とても尋ねぬよのう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android