20世紀西洋人名事典 「ラウリツメルヒオール」の解説
ラウリツ メルヒオール
Lauritz Melchior
1890.3.20 - 1973.3.18
米国のテノール歌手。
コペンハーゲン生まれ。
本名ホンメル〈Lebrecht Hommel〉。
コペンハーゲンの王立歌劇場研修所でバングに師事し、1913年バリトン歌手としてデビューする。舞台で歌いながら、ヘロルドに師事し、’18年テノール歌手に転向する。さらにヴィクター・バイゲルやアンナ・バール・ミルデンブルクらに師事し、’24年コヴェント・ガーデン王立歌劇場で歌い、成功を収める。さらにバイロイト音楽祭にたびたび出演し、名ヴァーグナー・テノールとしての名声を確立する。力強く、豊かな声が特徴で20世紀前半の代表的なヘンデルテノール歌手で最高のヴァーグナー歌手である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報