ラクロア石(読み)ラクロアせき

最新 地学事典 「ラクロア石」の解説

ラクロアせき
ラクロア石

lacroixite

化学組成NaAl(PO4)Fの鉱物デュランジャイト(NaAlAsO4F)のリン酸置換体の鉱物。両者は高温型チタン石(CaTiOSiO4)と同構造。単斜晶系,空間群C2/c,格子定数a0.6414nm, b0.8207, c0.6885, β115.47°, 単位格子中4分子含む。無色透明または灰色,淡黄~淡緑色,ガラス光沢。片状結晶。劈開{111}・{不明瞭。硬度4~5,比重3.29。屈折率α1.546, β1.563, γ1.580,二軸性負,2V89°。リチウムを含む花崗岩晶洞にviitaniemiite(Na(Ca, Mn)Al(PO4)(F, OH3)と密接に共生しており,肉眼による両者の区別は困難。原産地はドイツ,SaxonyのGreifensteinの花崗岩。共生鉱物はモリノー石りん灰石・チルドレン石など。名称はフランスの鉱物学者A.Lacroixにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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