最新 地学事典 「デュランジャイト」の解説
デュランジャイト
durangite
化学組成NaAl(As O4)Fの鉱物。単斜晶系,空間群C2/c, 格子定数a0.654nm, b0.848, c0.731, β119°22′,単位格子中4分子含む。チタン石と同一構造,柱状。劈開{110}完全,断口不規則,脆弱,硬度5,比重3.94~4.07。ガラス光沢,オレンジ赤色,条痕クリーム~黄色。薄片中オレンジ~黄色,屈折率α1.634, β1.673, γ1.685, 二軸性負,2V45°, 光分散r>v弱,多色性著しい,Xオレンジ~黄,Y淡オレンジ黄,Zほとんど無色。FeはAlを,少量のLiはNaとFe3+を,それぞれ置換可能。メキシコの錫鉱山等に産し,きわめてまれ。名称は原産地のメキシコDurangoに由来。
執筆者:坂巻 幸雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

