法則の辞典 「ラグランジュの法則」の解説 ラグランジュの法則【Lagrange's law(optics)】 球面の両側の屈折率を n1,n2 として,球面を通る軸と光線のなす角度を α1,α2,物体と像の高さをそれぞれ y1,y2 としたとき,次の関係が成立する.これはヘルムホルツの式(光学)*と呼ばれるものである. y1n1 tanα1=y2n2 tanα2 この式は角度の小さいときにおいてのみ成立するが,そうするとtanα≒α だから y1 n1 α1=y2 n2 α2 とも書ける.これがラグランジュの法則(ラグランジュの式)と呼ばれるものである. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報