ラスキー(英語表記)Lasky, Jesse Louis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラスキー」の意味・わかりやすい解説

ラスキー
Lasky, Jesse Louis

[生]1880.9.13. サンフランシスコ
[没]1958.1.13. ハリウッド
アメリカの映画制作者。 C.デミル,S.ゴールドウィンらと『スクォーマン』 (1913) ,『チート』 (15) などを制作。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のラスキーの言及

【イギリス映画】より

…(2)同じ英語圏であるということもあって,イギリスで作られるアメリカ映画が圧倒的に多く,その歴史がほとんどそのままイギリス映画の歴史にもなっていること。ハリウッドの映画会社フェイマス・プレイヤーズ,ラスキーLasky(パラマウントの前身)が1916年にロンドン郊外のアイリントンに撮影所を作って〈アメリカ映画〉を製作し,18年にはハリウッドの巨匠D.W.グリフィスが時の宰相ロイド・ジョージの要請で,イギリスの国策映画《世界の心》を撮っているが,以来,30年代末には,MGM=ブリティッシュがK.ビドア監督《城砦》,S.ウッド監督《チップス先生さようなら》(ともに1939)などイギリス的題材による〈アメリカ映画〉,あるいはむしろハリウッド的超大作の〈イギリス映画〉の製作の先鞭をつけ,また50年代にはJ.ヒューストン監督《アフリカの女王》(1951),《赤い風車》(1952)などイギリスの製作会社による〈アメリカ映画〉も作られる。《アフリカの女王》の製作にかかわったS.P.イーグルは,ハリウッドの〈赤狩り〉から逃れてイギリスにきていたハリウッドのプロデューサー,サム・スピーゲルの変名で,この後彼はD.リーン監督《旅情》(1955),《戦場にかける橋》(1957),《アラビアのロレンス》(1962)などのアメリカ資本の〈イギリス映画〉を製作する。…

※「ラスキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android