ラセマーゼ

化学辞典 第2版 「ラセマーゼ」の解説

ラセマーゼ
ラセマーゼ
racemase

イソメラーゼ一種.光学活性化合物ラセミ化を触媒する酵素総称
(1)アラニンラセマーゼなどアミノ酸DL相互変換を触媒するもの,
(2)ラクタートラセマーゼなどヒドロキシ酸DL相互変換を触媒するもの,
(3)その他,メチルマロニルCoAラセマーゼ,
などに細分される.[CAS 9080-22-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ラセマーゼ」の解説

ラセマーゼ

 ラセミ化酵素ともいう.L-体の化合物もしくはD-体の化合物をラセミ化する反応を触媒する酵素,すなわちDL-体にする反応を触媒する酵素.複数の不斉炭素原子をもつ化合物の一つの不斉炭素原子について,ラセミ化する反応を触媒する酵素はエピメラーゼ

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android