日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラティーナ」の意味・わかりやすい解説 ラティーナらてぃーなLatina イタリア中部、ラツィオ州ラティーナ県の県都。人口10万8711(2001国勢調査速報値)。ティレニア海から7キロメートル内陸寄りにあり、ポンティーノ原(げん)の中心都市。ファシズム政権下の1932年、干拓事業の成果としてリットーリアLittoriaの名称で建設され、45年に現名称となった。近年、南部開発公庫による助成もあって、食品、機械、化学、繊維などの工業がおこる。1962年イタリアで最初の原子力発電所の運転が近郊のフォーチェ・ベルデFoce Verdeで開始された。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例