法則の辞典 「ラトガースの関係式」の解説 ラトガースの関係式【Rutgers formula】 超伝導体の転移温度 Tc における熱容量の不連続値と,系の体積,転移温度,臨界磁場の温度微分との間に成立する関係式で,ラトガース(A. J. Rutgers)によって実験的に導かれた.常伝導状態と超伝導状態の比熱をそれぞれ Cn,Cs として ここに μ0 は真空の透磁率,V は系の体積,Hc は熱力学的臨界磁場である.これは,ラトガースの式*の別な表現でもある. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報