化学辞典 第2版 「ラノステロール」の解説
ラノステロール
ラノステロール
lanosterol
(3β)-lanosta-8,24-dien-3-ol.C30H50O(426.71).羊毛脂,バター脂,酵母などから抽出される四環性トリテルペノイド.融点139 ℃.+60°(クロロホルム).エーテル,クロロホルムに可溶,水に不溶.スクアレン-2,3-エポキシドの環化反応で生合成される.コレステロールやエルゴステロールなどは,このもののC-4およびC-14位メチル基が脱離して生成したものである.[CAS 79-63-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報