最新 地学事典 「ラングの方法」の解説
ラングのほうほう
ラングの方法
Lang method
A.R.Langが1959年に発表した完全に近い単結晶中の転位,積重ね不整,その他の格子欠陥の微細構造を観察するための方法。一種の単結晶X線回折装置で微焦点X線源からほぼ平行な幅の狭い線状X線を試料である大きい単結晶に当て,ある回折条件を満足する方向に固定する。回折線の方向にフィルムを置き,単結晶とフィルムを回折条件を満足させながら,単結晶の種々の場所にX線が当たるように同時に平行移動させる。回折線は格子欠陥のある場所で強くなるため,フィルムには結晶内の格子欠陥に対応する模様が得られる。フィルム上の1点と結晶上の1点は1:1の対応をなし,分解能は約数µmである。
執筆者:河原 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

