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分解能

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

分解能

#A/D変換の性能をいい、8ビットで256階調、10bitで1024階調などと表現する。#シーケンサ・ソフトにおける4分音符の細かさ。PC-98シリーズのソフトでは48が多かったがMacintoshでは480が一般的。それ以上のものもある。分解能480なら2分音符は960、全音符は1920というゲートタイムになる。

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百科事典マイペディアの解説

分解能【ぶんかいのう】

光学系の結像性能を表すもので,望遠鏡,顕微鏡,目などで見分けられる2点間の最小の距離または視角。その理論的限界は,望遠鏡では0.61λ/R(λは使用光線の波長,Rはレンズの半径),顕微鏡ではλ/n sin θ(nは対物レンズと物体の間をみたす物質の屈折率,θは物体から対物レンズを見た角度の半分)で与えられる。
→関連項目イオン顕微鏡回折格子

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんかいのう【分解能 resolving power】

光学系の結像性能を表すもので,その評価法には対象とする光学系によって次のような種類がある。
[分光器の分解能]
 近接する2本のスペクトル線を分離して観察できる能力をいい,波長λの近くでδλの波長差を分離できるときの分解能をλ/δλで定義する。これは分散系の性能とレンズの結像性能で決まるが,レンズを無収差としたとき,回折格子分光器では回折次数をm,開口に含まれる格子線の数をNとしてmNで,またファブリ=ペロー干渉分光器では干渉次数をkフィネスRとしてkRで,プリズム分光器ではプリズムの底辺の長さをt,プリズム材料の分散をδn/δλ(nはプリズムの屈折率)として,t・(δn/δλ)で与えられる。

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大辞林 第三版の解説

ぶんかいのう【分解能】

器械装置などで物理量を測定・識別できる能力。特に望遠鏡・顕微鏡などでは見分けられる最小の距離または視角をさし、分光器ではある波長のところで見分けられる最小波長差で、その波長を割ったものをさす。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分解能
ぶんかいのう
resolving power

測定装置がある物理量の値を区別できる能力。分光器では,光の波長を測定するときに識別可能な非常に接近した2本のスペクトル線の平均波長 λ と波長の差 δλ の最小値との比 λ/δλ を分解能という。質量分析器についても同様に MM をもって分解能とする。 M はイオンの質量,δM は識別可能な最小の質量差。眼,望遠鏡,顕微鏡などの結像系については,見分けうる2点間の最小距離,もしくは視角をいう。写真感光材料においては,被写体の微細部を画像として記録できる限界をさして解像力という場合が多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分解能
ぶんかいのう
resolving power

接近した二つの点や線を分離して見分ける能力。望遠鏡では対物レンズが有限の大きさであるので光線束が制限され、光の回折現象によって点や線の像がぼけて広がる。この結果、二つの点や線がある程度以上接近すると、像は二つの山でなく一つの山になってしまって分離できなくなる。分解能はのように無限遠の2点(2線)が分離できる極限の角度をθ(ラジアン)としてθ=1.22(λ/D)(λは光の波長、Dは対物レンズの直径)で与えられる。顕微鏡では、像が物体の構造を再現するためには、物体で回折した光(一次回折光)が対物レンズに入射することが必要で、この条件から分解能は、分離できる最小の距離をdとしてd=λ/NAで与えられる。ここでNAは開口数とよばれる量で、光軸上の物体から対物レンズに入射する光の広がりを2θ、物体と対物レンズの間の媒質の屈折率をnとしたときNA=nsinθである。正常な目の分解能は、視角でいって、2点のとき1′、2線のとき10″程度である。
 分光器の分解能は、接近した波長λとλ+Δλの2本のスペクトル線を分離する能力で表され、λ/Δλで与えられる。プリズム分光器や回折格子分光器では、プリズムや回折格子の大きさが有限であることから、回折によるスペクトル線の広がりが生じて分解能が制限され、前者ではhΔn/Δλ(hはプリズム底辺の長さ、Δn/Δλはプリズム材料の屈折率nの波長λによる変化、すなわち分散)、後者ではmNmは回折の次数、Nは格子線の本数)で与えられる。[田中俊一]

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世界大百科事典内の分解能の言及

【液浸法】より

…(1)顕微鏡の分解能,すなわち顕微鏡で分解できる標本の最小距離を小さくするため,対物レンズと観察しようとする標本との間の空間を液体で満たすこと。分解能は対物レンズの開口数に逆比例し,また開口数は上で述べた空間の屈折率nに比例するので,ふつうの使用状態の空気(n=1)の代りに液体(n>1)を満たすと,そのぶんだけ分解能が小さくできる。…

【顕微鏡】より

… 対物レンズで発生する色収差の除去も大きな問題であり,この点も望遠鏡と共通しているが,古くはクラウンガラスとフリントガラスの組合せによる2色の色消し,いわゆるアクロマートから始まり,光学材料の発達にともない,現代の3色について色収差の十分に補正されたアポクロマートレンズにまで到達するのである。顕微鏡対物レンズの性能を表す分解能には,幾何光学的収差をいかに良好に補正しても光の波動性にもとづく限界がある。これを最初に理論的に解明したのもアッベであって,その回折理論は顕微鏡理論の基礎を作ったといえる。…

【レンズ】より

…しかし一部には拡大鏡や接眼レンズのように拡大した虚像を作ってその像を目の網膜に結ばせるものもある。レンズの結像性能を表す量に解像力や分解能がある。前者は等間隔白黒縞のテストチャートの実像を作り,その明暗を識別できる限界を,1mm当りに含まれる白と黒の組の数(空間周波数という)で表示する。…

※「分解能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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