最新 地学事典 「ランプロアイト」の解説
ランプロアイト
lamproite
KおよびMgに非常に富むランプロファイアーに似た火山岩~半深成岩の一群を呼び,斑晶や石基に白榴(りゆう)石,サニディン,かんらん石,金雲母,透輝石,カリ質リヒテライトなどを含む。ゼノリスとしてマントル物質,岩体によってはダイヤモンドを含む。従来は鉱物構成によりwyomingiteなど11の異なった岩石名に細分されていた。化学的には,モルK2O/Na2O>3, モルK2O/Al2O3>0.8である。SiO2量は40~60%の幅をもち,シリカに飽和した岩型も不飽和なものもある。Ti, Zi, Baに非常に富む。パイプ状貫入岩体・岩脈・溶岩として原生代以降の各地質時代,種々の造構場に産出。有名な産地は米国のLeucite Hills, オーストラリアのWest Kimberley,スペインのMurciaなど。ダイヤモンドを含むこと,多くのものが超苦鉄質・超カリ質であることから,ランプロアイトとキンバーライトとは成因上近縁と考えられている。P.Niggli(1923)命名。参考文献:B.H.Scott Smith et al.(1984) J. Geol., Vol.92
執筆者:森清 寿郎・井沢 英二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

