ランプロファイアー

最新 地学事典 「ランプロファイアー」の解説

ランプロファイアー

lamprop(h)yre

濃色斑状の半深成岩で全自形粒状組織(panidiomorphic-granular texture)を示す。煌こう斑岩とも。黒雲母(金雲母)・角閃石・輝石・かんらん石などのマフィック鉱物の斑晶の割合がきわめて高いことで特徴づけられるが,ときどきメリライトを含むこともある。石基は細粒で,斑晶と同じ鉱物に加え長石準長石またはその一方からなる。しばしば熱水変質を受けている。分類と命名は無色鉱物の種類と量に基づいて行われる(A.Streckeisen, 1978)。カルクアルカリランプロファイアー(SiO2に飽和したKに富む岩石で,SiO2量は50~54%程度。黒雲母ランプロファイアーや角閃石ランプロファイアー)とアルカリランプロファイアー(超苦鉄質(SiO233~44%),SiO2に不飽和でNaに富み,多量の褐色アルカリ角閃石を含む。カンプトナイトモンチカイトなど)に区分されることもある。多くは岩脈として産するが,島根県川本のものは溶岩である。アルカリや揮発性成分,P2O5, CO2, そしてTi・Ba・Srなどの微量元素などに富む。キンバーライトランプロアイトと成因的に関係があると考えられている。参考文献A.Streckeisen(1978) Neues Jahrb. Min. Stuttgart. Abhandlungen,Vol.143

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