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金雲母 きんうんも phlogopite

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金雲母
きんうんも
phlogopite

K2Mg6(Si6Al2O20)(OH)4黒雲母のうち,化学組成上,鉄がなくてマグネシウムによって満たされているもの。単斜晶系,黒緑色,ガラス光沢。薄片では無色,帯黄,帯褐色。比重 2.76~2.90,硬度2~2.5。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

きん‐うんも【金雲母】

黒雲母の一。黄褐色や赤褐色真珠光沢がある六角板状の結晶。電気の絶縁体に利用。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんうんも【金雲母 phlogopite】

フロゴパイトとも呼ぶ。黒雲母と連続固溶体をなすマグネシウムMgに富む雲母。端成分KMg3(Si3Al)O10(OH)2の名前として用いられるが,Fe/Mg<1/2の組成範囲に対する名前とする定義もある。単斜晶系がふつうで,ときに三方晶系のポリタイプもある。へき開は底面に完全。モース硬度2~2.5,密度2.76~2.90。ふつう黄褐色から赤褐色。無色,白色,緑色のものもある。変成した石灰岩,ドロストーンおよび超塩基性岩に産する。

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大辞林 第三版の解説

きんうんも【金雲母】

黒雲母の一。黄褐ないし黒褐色。石英安山岩の空洞中や蛇紋岩中に産する。苦土雲母。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金雲母
きんうんも
phlogopite

雲母の一種。しばしば大きな擬六方柱状ないし板状の結晶をなす。結晶の外形が明瞭(めいりょう)なものはたいてい金雲母である。そのほか鱗片(りんぺん)状結晶をなすものもある。端成分に近いものは苦灰岩質起源のスカルン中によく産し、また超塩基性岩、キンバレー岩中にも産する。従来、黒雲母とよばれたものの多くは、金雲母に属する。これは花崗(かこう)岩などでよくみられる。変成層状マンガン鉱床中に産するものは、しばしばマンガンを多量に含み、まれにはバリウムを含むこともある。良質で大形の結晶は、絶縁体などに利用される。英名は、しばしば赤みを帯びたものがあるところから、「火のような」という意味のギリシア語に由来する。[松原 聰]

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世界大百科事典内の金雲母の言及

【雲母】より

…層間にCaなど2価の陽イオンの入ったものはゼイ(脆)雲母と呼ばれている。
[おもな種類と理想化した化学組成]
(1)二・八面体雲母 白雲母muscovite KAl2(Si3Al)O10(OH)2 ソーダ雲母paragonite(ナトリウム雲母,パラゴナイトとも呼ぶ)NaAl2(Si3Al)O10(OH)2(2)三・八面体雲母 金雲母phlogopite KMg3(Si3Al)O10(OH)2 黒雲母biotite K(Fe,Mg)3(Si3Al)O10(OH)2 アナイトannite KFe3(Si3Al)O10(OH)2 イーストン石eastonite  KMg2.5Al0.5(Si2.5Al1.5)O10(OH)2 シデロフィライトsiderophyllite  KFe2.5Al0.5(Si,Al)O10(OH,F)2 鱗雲母lepidolite(紅雲母,リシア雲母,レピドライトとも呼ぶ)KLi2AlSi4O10F2からK(Li,Al)2.5(Si,Al)(OH,F)2
[結晶学的および鉱物学的性質]
 雲母は平板状にわれやすく,六角板状に近い外形を示すが,他の結晶面はあまり発達しない。また双晶していることが多い。…

【雲母】より

…層間にCaなど2価の陽イオンの入ったものはゼイ(脆)雲母と呼ばれている。
[おもな種類と理想化した化学組成]
(1)二・八面体雲母 白雲母muscovite KAl2(Si3Al)O10(OH)2 ソーダ雲母paragonite(ナトリウム雲母,パラゴナイトとも呼ぶ)NaAl2(Si3Al)O10(OH)2(2)三・八面体雲母 金雲母phlogopite KMg3(Si3Al)O10(OH)2 黒雲母biotite K(Fe,Mg)3(Si3Al)O10(OH)2 アナイトannite KFe3(Si3Al)O10(OH)2 イーストン石eastonite  KMg2.5Al0.5(Si2.5Al1.5)O10(OH)2 シデロフィライトsiderophyllite  KFe2.5Al0.5(Si,Al)O10(OH,F)2 鱗雲母lepidolite(紅雲母,リシア雲母,レピドライトとも呼ぶ)KLi2AlSi4O10F2からK(Li,Al)2.5(Si,Al)(OH,F)2
[結晶学的および鉱物学的性質]
 雲母は平板状にわれやすく,六角板状に近い外形を示すが,他の結晶面はあまり発達しない。また双晶していることが多い。…

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