ランメルスベルク(その他表記)Rammelsberg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランメルスベルク」の意味・わかりやすい解説

ランメルスベルク
Rammelsberg

ドイツ北部,ニーダーザクセン州ゴスラルにある旧鉱山地区。ハルツ山地北麓にあり 968年に発見されたといわれるランメルスベルク鉱山からは良質の銀,鉛,銅を産出,神聖ローマ帝国ではこの地の鉱石貨幣をつくった。 11世紀初頭,皇帝ハインリヒ2世がこの鉱山近くに宮殿 (カイザープファルツ) を建てたことから,以後諸皇帝の居住地となり,宮殿の対岸の町ゴスラルは帝国の王都,政治・経済の中心地として発展し,13世紀ヨーロッパにおける強大な経済共同体であったハンザ同盟でも重要な地位を占めた。毛織物業組合の本部ギルドハウス (カイザーボルス) や市庁舎,民家や商館,ノイベルク聖堂,1988年の閉山まで使われ現在は博物館になっている鉱山など,15世紀を頂点とする長い繁栄の歴史を物語る建物が残されている。 1992年ゴスラルとともに世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む