ラートリー(読み)らーとりー(その他表記)Rātrī

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラートリー」の意味・わかりやすい解説

ラートリー
らーとりー
Rātrī

古代インドの女神。夜を神格化したもの。インド最古の聖典『リグ・ベーダ』において、この女神は暁紅(ぎょうこう)の女神ウシャスの姉妹とされ、しばしば一対の神としてたたえられる。ウシャスと同じく天の娘とよばれ、また不死の女神とよばれる。この女神は星々を目とし、あらゆる美を身につけ、広大な空間を満たし、光明により暗黒を払うという(この場合は星明かりの夜)。古代インドの人々はこの女神に夜間の安全を祈願した。

[上村勝彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラートリー」の意味・わかりやすい解説

ラートリー
Rātrī

サンスクリット語で夜を意味し,『リグ・ベーダ』第 10巻 127頌で歌われる夜の女神。昼の女神ウシャスの姉。星を眼としていたるところを眺めている。

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