リアエンジン(読み)りあえんじん(英語表記)rear engined car

デジタル大辞泉 「リアエンジン」の意味・読み・例文・類語

リア‐エンジン(rear engine)

自動車航空機などで、車体機体後部エンジンを備えていること。また、そのエンジン。
《rear engined carから》後部にエンジンを備え、後輪を駆動して走る自動車。
[補説]rear-engine, rear driveの略としてRRとも呼ぶが、日本語での用法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リアエンジン」の意味・わかりやすい解説

リアエンジン
りあえんじん
rear engined car

走行用の原動機を後部に備えた自動車の総称、およびその型式乗用車だけでなく、中・小型トラック、各サイズのバスにもみられる。乗用車ではエンジン、変速機を後部にコンパクトにまとめることによって、プロペラシャフトが省略でき、室内の有効空間を広められるので、第二次世界大戦前から1950年代にかけて、主として小型大衆車に流行した。フォルクスワーゲン・ビートルルノー4CVフィアット500/600、スバル360などがその例である。しかし60年代に入って、より空間効率に優れ、安定性、安全性も高い前輪駆動(FF方式が普及した結果、急速に姿を消した。

[高島鎮雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android