原動機(読み)ゲンドウキ

デジタル大辞泉 「原動機」の意味・読み・例文・類語

げんどう‐き【原動機】

自然界に存在するエネルギーを、機械的エネルギーに変換する機器総称。使用するエネルギーの形態により、熱機関水力機関風力機関原子力機関などに分けられる。

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精選版 日本国語大辞典 「原動機」の意味・読み・例文・類語

げんどう‐き【原動機】

  1. 〘 名詞 〙 自然に存在するエネルギーを機械的エネルギーに変えて他の機械類の動力源とするための装置風車水車蒸気機関蒸気タービン内燃機関ガスタービン電動機、原子力機関など。〔電気訳語集(1893)〕

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百科事典マイペディア 「原動機」の意味・わかりやすい解説

原動機【げんどうき】

自然に存在する各種のエネルギー源からエネルギーを取り出して,機械的仕事を得る機械。動力機械とも。力学的エネルギーを利用する風車水車燃料のもつ熱エネルギーを利用する熱機関があり,電動機を原動機に含めることもある。なおエンジン(機関,発動機)という語はふつう内燃機関をさすが,広く熱機関全体をさして,またときには原動機と同義に使うこともある。
→関連項目エンジン機械機関車ソーラーカー燃料消費率ホイストモーター

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改訂新版 世界大百科事典 「原動機」の意味・わかりやすい解説

原動機 (げんどうき)

工場や装置で目的とする仕事をするために必要な,もとになる動力を発生する機械。基本的なものとして,熱機関があり,燃料の燃焼あるいは原子核反応で得られる熱を利用して動力を発生する。これには,内燃機関,ガスタービン,火力発電所原子力発電所を構成する熱機関などがある。電動機水車風車も原動機に含まれる。英語では単にモーターmotorと呼ぶが,日本ではモーターというと電動機を指すことが多い。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原動機」の意味・わかりやすい解説

原動機
げんどうき
prime mover

自然界に存在するエネルギーを有用な機械的動力に変換する装置。対象となる自然界のエネルギーには石炭や石油など各種燃料のもっている熱エネルギー,水や風などの運動エネルギーや位置のエネルギー,地熱および太陽熱エネルギー,および原子核エネルギーなどがある。原動機としては風車水車,水力タービン,蒸気機関蒸気タービン内燃機関,ガスタービン,地熱発電用機関,太陽熱機関,原子力機関などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「原動機」の意味・わかりやすい解説

原動機
げんどうき

エンジン

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世界大百科事典(旧版)内の原動機の言及

【機械】より

…以後は〈機械〉が一般化し,77年には〈機械学〉,85年には〈機械工学〉という語も用いられるようになった。 道具と機械の相違については種々議論があるが,人力で使うのが道具で,原動機で動かすのが機械であるといえば,同じミシンや自転車が足踏みなら道具,原動機付きなら機械になってしまうことになる。ウィトルウィウスは1人の手で操作するのが道具(オルガノン)で多くの人手を要するものが器械(メカネ)だと述べているが,彼自身この定義を守っていない。…

※「原動機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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