日本大百科全書(ニッポニカ) 「リオ・ブランコ銅山」の意味・わかりやすい解説 リオ・ブランコ銅山りおぶらんこどうざんRio Blanco チリ中部、アコンカグア県南西の銅山。首都サンティアゴの北東50キロメートル、標高3600メートルのアンデス山中に位置する。後マグマ作用により花崗閃緑(かこうせんりょく)岩と斑(はん)岩の間に形成された典型的な斑岩銅鉱床で、埋蔵量は1億トン以上とされている。通洞と立坑(たてこう)で開坑された坑内掘りで、ブロックケービング法による本格的操業が行われ、1971年から日産能力粗鉱1万4000トン、浮選で銅とモリブデンの精鉱を出している。[房村信雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例