リシア輝石(読み)リシアきせき(その他表記)spodumene

翻訳|spodumene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リシア輝石」の意味・わかりやすい解説

リシア輝石
リシアきせき
spodumene

黝 (ゆう) 輝石,リチア輝石ともいう。単斜晶系の輝石族の鉱物。 LiAl(Si2O6) 。硬度 6.5~7,比重 3.0~3.2。灰白,淡紫,黄,緑色で,リチウムを含むペグマタイトに特徴的な鉱物。英名灰色にちなんでギリシア語の spodoumenos (灰にする) から命名

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリシア輝石の言及

【輝石】より

…錐輝石ともいう),NaAlSi2O6(ヒスイ輝石),およびLiAlSi2O6(スポジューメンspodumene。リシア輝石またはリチア輝石ともいう)などである。岩石中ではこのような純粋な組成の単斜輝石はまれで,ふつうはこれらの間の固溶体である。…

※「リシア輝石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android