リュウグウオキナエビス(その他表記)Pleurotomaria rumphii; Rumphius's slit shell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リュウグウオキナエビス」の意味・わかりやすい解説

リュウグウオキナエビス
Pleurotomaria rumphii; Rumphius's slit shell

軟体動物門腹足綱オキナエビス科の巻貝。殻高 17cm,殻径 19cmに達する大型種。殻は大きな円錐形で,螺層 (12階) のふくらみは弱い。黄色の地に成長脈に沿って橙赤色の縞が走る。成長脈は上方では明瞭であるが,下方では弱く,螺肋も細い。殻口の外唇には細くて非常に長い切れ込みがあり,2分の1螺層に及ぶ。また臍孔は深く開き,殻頂を見通すことができる。ふたは革質,褐色で丸くて大きく,多旋型。四国からインドネシアにかけて分布し,水深 100~400mの細砂底にすむ。 1879年に世界で初めて発見され,そののち台湾,高知県で採取された (1936) が,戦災で失われてしまい,1969年に再々発見されたときには1個1万ドルで売買されたという。 (→オキナエビス )

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