普及版 字通 の解説
20画
[字訓] かぜ・つむじかぜ・はやて
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りよう)。は鳥が高く飛ぶさまをいう。〔説文〕十三下に「高き風なり」とあり、〔淮南子、墜形訓〕に「西方を風と曰ふ」と方位の風とする。西方に淒涼の意があるとするものであろう。
[訓義]
1. かぜ、つむじかぜ、はやて、高い風。
2. むなしい、さびしい。
3. 西方の風。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 トシ
[語系]
・liuは同声。寥lyuとともに高い空を飛ぶ意がある。liat、涼liang、冷lengなども関連があり、同系の語と考えられる。
[熟語]
風▶・▶・戻▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報