ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リュディア」の意味・わかりやすい解説 リュディアLydia 小アジア南西海岸地域の古代名。前7~6世紀に栄え,主都はサルディスであった。ギゲスのもとで強力な独立王国となり,アッシリアと友好関係を結んだ。アリュアテス (在位前 605~560) はキンメリ人をリュディアから追出した。クロエソス王 (在位前 560~546) は小アジアのギリシア人と交際してリュディアをギリシア化した。前 546年キュロス2世に征服されてアケメネス朝ペルシアの属州となり,ヘレニズム時代にはセレウコス朝,ペルガモン王国と支配者を変え,のちついにローマの属州アシアの一部となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報