日本大百科全書(ニッポニカ) 「リュトウィッツ」の意味・わかりやすい解説 リュトウィッツりゅとうぃっつWalther Freiherr von Lüttwitz(1859―1942) ドイツの軍人。営林監督官の子としてシュレージエンに生まれる。第一次世界大戦中に第三軍団司令官となり、戦後の1919年1月には革命派の鎮圧にあたった。同年秋、第一軍団司令官(ベルリン地区)となり、国防軍の長老的存在として、ベルサイユ条約に規定された兵力削減に反対、1920年3月、反動的政治家カップとともに反共和主義的一揆(いっき)を試みたが失敗し、ハンガリーに亡命した。1925年恩赦を受けて帰国。[松 俊夫][参照項目] | カップ一揆 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例