普及版 字通 の解説
15画
[字訓] さとい・あきらか・むなしい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りよう)。の初形はで庭燎(にわび)の象形。火の暸(あき)らかな意がある。〔説文〕十下に「(さと)きなり」とあり、(りよう)と声義が近い。慄(りようりつ)はまた慄に作り、声と(りよう)声との間に声義の通ずるところがある。
[訓義]
1. さとい、あきらか、こころよし。
2. むなしい、さびしい、おそれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ココロヨシ・サトル・ヲノノク・ヤブル
[語系]
・了lyは同声。・liuは声近く、声の字に寂寥・明遠の意をもつものが多い。
[熟語]
解▶・慄▶・栗▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報