普及版 字通 「リョウ・ふむ・こえる」の読み・字形・画数・意味
22画
[字訓] ふむ・こえる
[字形] 形声
声符は(りよう)。〔爾雅、釈言〕に「跋は(こ)ゆるなり」とあり、〔礼記、学記〕に「學ぶこと等を(こ)えず」とみえる。ふみこえる意である。〔楚辞、九歌、国殤〕に「余が陣を凌ぎ 余が行を(ふ)む」とみえる。
[訓義]
1. ふむ。
2. こえる。
3. と通じ、手にもつ。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 フム
[語系]
・・・獵(猟)liapは同声。はたてがみ。そのたてがみをなびかせて、走る意をもつ。踏thap、dyap、躡niapはみな声義の関係があり、ふみこえることをいう。
[熟語]
纓▶・居▶・行▶・席▶・遷▶・等▶・登▶
[下接語]
狎・僭・超・離
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報