普及版 字通 の解説
23画
[字訓] やみつかれる・おこたる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(るい)。は糸のまとわり垂れるさまをいう。〔説文〕八上に「垂るる皃なり」とし、また「一に曰く、嬾懈(らんかい)なり」とする。疲弊・病困の状をいう。〔老子、二十〕「兮(るいるいけい)として歸する無きが(ごと)し」とは、安息をえないさま。また「乎(るいるいこ)」「乎(るいこ)」ということもあり、声義が近い。
[訓義]
1. つかれる、やみつかれる。
2. おこたる。
3. たれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カサナル・カサヌ 〔字鏡集〕 モノウシ・ツカル・ヲコタル・タル
[語系]
・・・liuiは同声。うちかさなり、連なり、まとう状態をいい、声義が相通ずる語である。
[熟語]
然▶・▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報