ルジャヴル岩(読み)ルジャヴルがん(その他表記)lujavrite

岩石学辞典 「ルジャヴル岩」の解説

ルジャヴル岩

ラムゼイにより記載され[Ramsay : 1890],ブレガーによりluijauriteとされた岩石で[Brögger : 1890],後にラムゼイによりlujavriteと命名された[Ramsay : 1894].細粒優黒質の過アルカリ質ネフェリン閃長岩で,ユーディアライトを含んでいる.針状のエジリンや薄い板状の長石によって粗面完晶質(trachytoid)または片麻岩状の組織を示す岩石である.様々な変種が存在する.岩石名はロシア,コラ半島のルジャブル・ウルト(Lujavr-Urt),現在のロヴォゼロ(Lovozero)の地名に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android