ルスロ(英語表記)Rousselot, Jean Pierre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルスロ」の意味・わかりやすい解説

ルスロ
Rousselot, Jean Pierre

[生]1846.10.14. シャラント,サンクロー
[没]1924.12.16. パリ
フランスの音声学者で,実験音声学の創始者。カトリック神父。 1923年コレージュ・ド・フランスの教授。『実験音声学の原理』 Principes de phonétique expérimentale (2巻,1897~1909) を著わし,H.ペルノとともに『音声学雑誌』 Revue de phonétique (1911~14) を刊行した。また方言研究にもすぐれ,J.ジリエロンとともに『ガロ・ロマン方言会報』 Revue des patois gallo-romans (1887~92) を刊行した。この方面の研究に,一家族の構成員の間においてすら発音の個人差があり等質ではないことを実証した『セルフルアンの一家族の方言の発音の変異』 Les modifications phonétiques du langage étudiées dans le patois d'une famille de Cellefrouin (1891) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android