等質(読み)トウシツ

デジタル大辞泉 「等質」の意味・読み・例文・類語

とう‐しつ【等質】

[名・形動]
二つ以上のものの質が同じであること。また、そのさま。「等質な(の)製品
あるもののどの部分も質が同じであること。また、そのさま。均質。「よく混ぜて等質にする」
[類語]同質均一均質均等画一画一的一色一様一律等しい符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応同列同等見合う当てはまる元元対等同級等し並み同席同位同じ同一等価均等イコール互角五分伯仲五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧ちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ一緒同前同然同上同類共通同様そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「等質」の意味・読み・例文・類語

とう‐しつ【等質】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 二つ以上のものの、質が同じであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「支配階級というものは面白いほどに等質なものであるということの」(出典:方丈記私記(1970‐71)〈堀田善衛〉二)
  3. あるものの、どの部分をとってみても、質が同じであること。また、そのさま。均質。〔工学字彙(1886)〕
    1. [初出の実例]「金属のほうが、展性と延性があり、等質で分割が容易であり」(出典:円(1963)〈鈴木武雄〉二)

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