120代とされる天皇(在位1817~46)。119代光格(こうかく)天皇第四皇子、母は東京極(ひがしきょうごく)院勧修寺婧子(かじゅうじただこ)。名は恵仁(あやひと)、幼称は寛宮(ゆたのみや)。1809年(文化6)皇太子となり、17年3月22日受禅し、同年9月21日即位の礼を行う。先帝の旧儀復興の意志を継承し、58代光孝(こうこう)天皇以来中絶していた諡号(しごう)を父光格上皇崩御(ほうぎょ)後奉って再興するとともに、公家(くげ)の学問向上を目ざす学習所(後の学習院)の設立に着手したが、竣工(しゅんこう)前に崩じた。京都後月輪陵(のちのつきのわのみささぎ)に葬られた。
[上野秀治]
1800.2.21~46.1.26
在位1817.3.22~46.1.26
光格天皇の第6皇子。名は恵仁(あやひと)。生母は勧修寺経逸の女東京極院婧子(ただこ)。1807年(文化4)中宮欣子(よしこ)内親王(後桃園天皇皇女)の実子とされ儲君に定まり,親王宣下。09年立太子。17年父の譲位により践祚。即位後も父上皇が院政を行い,政務を執った。生前,堂上(とうしょう)子弟の学習所の設置を計画し,のち学習院として実現した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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