ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジリエロン」の意味・わかりやすい解説
ジリエロン
Gilliéron, Jules Louis
[没]1926.4.26. シェルネルツ
スイス生れのフランスの言語地理学者。フランスの高等学術研究院に学び,1883年から同校のロマンス語方言学の講座を担当。 J.P.ルスロとともに『ガロ・ロマン方言会報』 Revue des patois gallo-romans (1887~92) を著わし,93年にはフランス方言学会を創立。 97年から4年間,E.エドモンの助力を得てフランスを中心に言語調査を行い,『フランス言語図巻』,『補コルシカ島編』 (4巻,1914~15) を著わし,言語地理学を打立てた。その他の著書『「蜜蜂」を表わす単語の系譜』 La généalogie des mots qui désignent l'abeille (18) ,『言葉の病理学と治療学』 Pathologie et thérapeutique verbales (21) など。
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