ルベシベツ(読み)るべしべつ

日本歴史地名大系 「ルベシベツ」の解説

ルベシベツ
るべしべつ

アイヌ語に由来する地名。当地一帯は近代に入り茂寄もより村に包含された。仮名表記は「ルベシベツ」(木村「蝦夷日記」、玉虫「入北記」、「蝦夷日誌」一編、板本「東蝦夷日誌」、「行程記」など)、「るべしべつ」(東蝦夷地場所大概書)のほか「ルヘシヘツ」(木村「蝦夷日記」、「廻浦日記」)、「ルヘシヘシ」(蝦夷巡覧筆記)、「ルヘシヘ」(木村「蝦夷日記」)などもある。漢字表記は一七九八年(寛政一〇年)に開削されたルベシベツ山道の碑文に「留辺志別」(「東蝦新道記」十勝神社蔵)がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android