ルマイラ油田(読み)ルマイラゆでん(その他表記)Rumaila

改訂新版 世界大百科事典 「ルマイラ油田」の意味・わかりやすい解説

ルマイラ油田 (ルマイラゆでん)
Rumaila

イラク最南部,ペルシア湾湾頭から約130kmの内陸部に位置する油田。この地域では1948年にズバイルZubayr油田(埋蔵量51億バレル)が発見されたが,ルマイラ油田はその西方に隣接するもので,53年に発見された。究極可採埋蔵量は222億バレルでイラク最大,世界でも第6位の油田である。54年末に早くも生産が開始された。油層は,開発当初は白亜紀前期の砂岩だけであったが,その後白亜紀中期の石灰岩中からも出油し,現在では石灰岩層が主要油層となっている。油質は,砂岩層で比重36°API,硫黄分2.2%,石灰岩層で比重26.9°API,硫黄分3.67%である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 正和 加藤

デジタル大辞泉プラス 「ルマイラ油田」の解説

ルマイラ油田

イラクにある油田。同国南部クウェート国境付近に位置する。1953年発見。

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